フェニックス杯 8/17(土) vsあざみ野ビーバーズさん☆

(大場かやの木グラウンド)
チーム 1 2 3 4 5 6 R
あざみ野ビーバーズ 2 1 2 0 5
グリビA 2 0 6 5x 13

【戦評】
フェニックス杯予選リーグの最終戦。対戦相手は5月の絆杯でコールド勝ちを収めたあざみ野ビーバーズさん。トーナメント出場権が無くなってしまったとはいえ、チームとしても個人としても、9月から始まる秋の区大会に向けよいステップにしたい一戦でした。

さらにこの日は副主将2名など日ごろスタメンを飾る投手もできる4選手不在で、ふだんベンチをあたためることが多い6年生選手は日ごろの練習の成果を実践でアピールするチャンスでした。

とはいえ、この日は監督不在、またお盆休みで中1週の休み明けの朝イチ、さらに前日の台風一過による非常に強い日差し、と、ゆるみやすい要素はそろっていました。

その予感が早くも的中。
初回相手1番バッターのなんでもないライトフライを後ろから入らずたやすくエラー。その後のバッターに対しても決してむずかしくないゴロをエラーしたり、かんたんに盗塁をゆるしたり、また進塁にあせって暴投などで2点をあたえてしまうというあきらかにフワフワした出だしでした。

その裏、相手のミスにより2点を返して同点とするも、どことなく元気がないグリビ。その後の2回表も元気のなさを引きずり、フォアボールで進塁した先頭バッターを度重なるエラーでいともかんたんに逆転をゆるす。それでも「まずい」と思って誰かが声掛けをしはじめることもないチーム。

なのでこの時、「このチームは誰のチーム?」「チームの雰囲気を作っていくのは誰?」と声がけをさせていただきました。

その後は眠っていたチームも徐々に目を覚ましだし、暑さの中、選手交代でがんばって得点を重ねて勝利しました。今回もきつい状況を支えてたのは、先発&中継ぎで頑張ったリョウタ、三塁打のソウヤ、そして最後ゼロで締めたエイスケの5年/4年生トリオ!

6年生のブーストを期待していますが、そんな中、ここ最近でメキメキ頭角を現しているシュウガ!前回試合に引き続きの2塁打含む2打数2安打。俊足が武器の走塁だけでなく、打撃も安定してきました。しっかり素振りを頑張っているのが分かります。

さて、前回のDMファイターズ戦は負けはしましたが決して悪くない内容でした。今回は試合には勝ちましたが、反省点が多く残る内容だったと思います。それも技術面というよりは試合にのぞむ気持ちの面で、ふだんの練習の成果を発揮できなかったと感じましたので、今回は「マインド」についてお話したいと思います。

なにかにのぞむときの心構え、気持ちの持ち方を「マインド」と言います。みんなと野球ができれば楽しいってだけのマインド、誰よりも野球がうまくなりたいマインド、絶対勝ちたいマインド・・・。いろんなマインドがあるけど、みんなはどんなマインドで野球、練習をしているかな。ふだん監督にしかられないように声を出していませんか?それって野球がうまくなる、チームが強くなる声出しかな?

主将/副主将とか関係なく「自分がこのチームを引っぱってやるぞ」と思う選手が多ければ多いほどそのチームはたくましくなり、弱点がすくなくなり、苦しい状況も乗り越えひっくり返すことができるチームになっていきます。一人ひとりがマインドづくりをより意識して取り組んでいけばおのずとチームと個人で結果はついてきます。

そして、このマインドは監督が「そういう気持ちを持ちなさい」と指示することで持ち続けられるものではありません。なぜなら「自分は○○になる!」「○○する!」「なりたい!」「したい!」という気持ちを持ったなら、それにふさわしい「マインド」がその人の心に宿るからです。

野球選手、スポーツ選手だけではありません。夢を叶えたり目標を達成する人には、「こうなりたい」「こうなってやる」と思う(決める)からそれを手助けするマインドが宿り、そのマインドで取り組んでいった結果そうなるのです。
ふだんほどよい緊張感をもって声出しやきびきびとした動きをしていても、監督がいないところでそれができないとなれば、このチームは「監督のチーム」なのだと思います。

試合中「誰のチーム?」と問いかけたのは、「自分たちのチームじゃん!」ということに気づいてほしかったからなのです。監督、コーチ、応援してくれる保護者のみなさんは「君たちのグリビ」を見たいと思っています。

いま夏の甲子園が開催されていて、厳しい試合状況でキセキのようなことが起こる試合がありますが、監督の采配ではなくむしろ選手たちが監督を救うような状況もたくさん起こっています。いつかそんなグリビになれるよう、特に6年生はのこり少なくなってきた試合を悔いなく、そして楽しめるように、個人個人がなりたい自分のマインドを宿していってほしいです。

そのためには、今後どのような結果、成果を残したいのか、一度チームで話し合ってみることも大切かもしれないですね。

UedaC、TanakaC 酷暑のなか審判ありがとうございました(YamamotoC)

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